詩
□
その覚悟の先には…
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わかっていた。
この手を取れば、この先に何が待っているのかぐらい。
「行こう?」
「…うん」
わかっていた。
あなたが差しのべたその手には、自分にとって最悪の結果がある事ぐらい。
「…ねぇ」
「どうしたの?」
それでも私はその手を取る。
例えその先に何があろうとも。
大丈夫、もう覚悟はできてるから。
だからどうかあなたは知らずにいて。
「なんでもない…」
(私が滅びる最後の日まで…)
私は、あなたの手を拒みはしない。
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