※≪真・三國無双≫※

□≪私の心≫
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俺は、改めて馬超殿を見た。何時もと違う馬超殿の姿に一時看取れていた。


一言で言うと、迚、美しかった。

「徐庶殿、」

「なんだい、馬超殿?」

不意に俺の名を呼ぶ馬超殿に返事を返した。

「ぁ、ぃゃ なんでもない。ただ……き、気にしないでくれ!」

「?ぁ、え、
あ、嗚呼、分かった、。」


『?』
俺は、何か問いかけたかったけど、何も問わなかった。何しろ、馬超殿が迚、必死そうで………可愛くて…………


「馬超殿?」
今度は、俺から馬超殿を呼んだ。



「徐庶殿?」



「髪が長いんだな」

「此処に来る前に風呂に入って来たからな…あ、。髪が邪魔な様なら結うが?」


「嗚呼、…ソレデ、いや、邪魔じゃないよ、そうじゃないよ。銀色で凄く綺麗だと思って」

「そうか?」


「ええ、それに、凄くいい匂いがする。花かな?それに、甘い香り………


触れても良いかな?」





「ああ、………」

俺は、馬超殿に触れる許可を貰いその銀色の髪に指を絡ませ撫でた。
すると、馬超殿の薫りが更に増し、俺はその甘い匂いに酔しれた。

長い銀の髪は、腰まで流れ、髪の隙から除く馬超殿の肌は、迚、白かった。

"ドクン"
俺の心が高鳴る。気付けば俺は、馬超殿の頬に触れていた。
「徐庶殿…」
呼び掛ける馬超殿の声、馬超殿の頬に触れた俺の手に重なる馬超殿の掌の感触に、俺と馬超殿の視線が重なる。
馬超殿………
馬超殿と俺との唇との距離が僅かになる。



徐庶殿……




「徐庶殿?」
ガタン!
「じょ、徐庶殿!?」「馬超殿!!」
馬超殿は突然立ち上がり俺から逃げ様とした。だが俺が、馬超殿を逃がさない俺は、馬超殿の腕を掴み引寄せ馬超殿の身体を強く抱き締めた。

「馬超殿!、馬超殿!俺は、貴方の事が好きだ!!」

「徐しょっん……んん…ぁっンふ……!!」

俺は、後頭部を掴み馬超殿を引寄せ唇を噛み付くように奪った。
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