※≪真・三國無双≫※

□≪生まれ変われたなら≫
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今宵は満月の月明かり

暗闇から姿を明るく照らし出す月


俺は、盃に入った酒を静に煽る。

今は風呂で汗を洗い流し、兜や重い鎧を脱ぎ布一枚を身体に纏う。それだけで、何とも清々しいことか。

ザザッ


気付けば足音がする 此方に向かって来ている。

まあ、このように静な夜だ足音ぐらい聞こえよう。


するとその足音は 、俺の背後で止まった。さぁ、声を掛けてみるか…?




「俺の背後に立つのは、誰だ?」


「済まない、余りにも美しい光景だったのでな、声を掛けるのが惜しくてね」


「太公望殿、」






錦色の瞳が私を見据える。この漂う異様に神秘的な空間が私を駆り立てる。

この私が、まるで…フフフフ


滑稽な……‥


私は、思考を馬超に戻し彼歩み寄る。


「馬超…私も貰っても良いか」

「嗚呼…構わない」

私は、馬超の右隣に腰を降ろし胡座をかき馬超から盃を受け取った。

「そうか、」

受け取ったその際馬超の白い掌に触れた…

「有り難く戴く」

「嗚呼…では御次しよう」

すると馬超がほんのり微笑む。私は、やはり貴方が美しいと想った…。

「太公望殿!?っ…っぅ!!んん……‥」




私は、何とも堪らなくなり、酒を注ごうとした彼の腕ごと掴みもう片方の腕を彼の腰に回し、強引に彼の身体を私の身体と密着させ、おとがいに手を寄せ馬超の唇を奪った。

それから、彼の唇を味わい彼との、唇との距離を僅かにだけ取る。


「太公望殿、何の真似か!?」

「すまないな、突然、どうやら私は、貴殿が好きらしいんだが?」

「はぁ?・・・」

馬超は、頬を若干染め、私から視線を下に反らす仕草に愛しさに、私の体は高まっている。

(愛らしいなぁ、、、)
「馬超、私は、貴方に一目惚れしたのだ。

、今宵私を受け止めてくれまいか」



「た、太公望殿!?俺は・・・」

そして、その縮んだ距離のまま、私の熱い体を、馬超に抱き締める様に押し付け、彼の耳許で囁いた。

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