※≪真・三國無双≫※

□≪私の心≫
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「ぁふっ……ンん…ッ…徐庶殿……」

「馬超殿…………」

貴方が悪いんだ。貴方が俺を鈍く誘うから………………

真夜中の書庫に、俺達の姿を照らすのは、二本の蝋燭の灯火だけ。










嗚呼、よし。後少しで終わりだ。



明日は休日だ。休日に仕事はしたくないからな。

俺は、黙々と筆を進めて行く。

よし後は、此の書を書庫に届ければ終わりだ。この刻限だと書庫には鍵が掛けられて要るだろう。
だが俺は、書庫の鍵を持っている。なぜ俺が書庫の鍵を持っているかと言うと、此に来た時、多用な理由で孔明に『貴方になら委せられる』と言い渡されたからだ。所謂、合鍵と言い物だ。



ガタン………
俺は、筆を置き、書簡を持ち立ち上がり、書庫に向かった。数分歩き書庫に着いた。

念のためノックし誰か居るかもと思いノブを回した。

すると、書庫の扉は開いた。

『……誰だ?』
開いた扉を警戒しつつ除くと蝋燭の灯りがほんのりと明るんでいた。


馬超殿?

「誰だ!」

「え、、俺は、徐庶だよ、」

「これは、徐庶殿であったか。すまぬな」

「馬超殿こそ、こんな夜更けにどうしたんだい?」

「あ、嗚呼、これは、俺が仕事で資料として使っていたから返しに来たんだ。」

嗚呼、俺と同じ理由か

「奇遇だね。俺もだ仕事が今終わった所でね書簡を返しに来たんだ。」

「其は、お疲れ様だな。」

「馬超殿もお疲れ様。」



「馬超殿、隣いいかな?」

「嗚呼、構わない」

俺は、馬超殿の隣に腰かけた。
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