※≪真・三國無双≫※
□≪拡がる空≫
1ページ/2ページ
強い人、義にとても熱い人、
逞しく、美しく純粋に綺麗な肌、上げれば切りがない
私が持っていないモノをあの人は、持っている。
とても可愛いお人だ。
「これは、趙将軍」
「お早う御座います。馬超殿」
「嗚呼、お早う、子龍殿」
嗚呼…何とも愛らしく笑う事か、私も、そんな彼に釣られ笑みを溢してしまう。
「馬超殿私に何か?」
「嗚呼!そうであった!今日は、暇か?」
私は、馬超殿の問に返した。
「そうですね…」
「何だか忙しいのか?」
歯切れの悪い返答に馬超殿は、少し悲し気な顔を私に向ける。
「いえ!そうではありません!」
「そうなのか?」
「ええ、朝は、軍の事について少々話が有るとの事で、諸葛亮殿の所に呼ばれておりまして、あと書簡にも」
「軍師殿に?」
「はい、ですから昼からなら暇ですが?」
「そうか、大変そうだな」
「ええまあ、それで私に何か?」
「嗚呼…少々な、街に行きたくてな…‥岱と行こうと思っていたのだか、岱も急に仕事ができたと言って朝早く出掛けてしまってなぁ。今日は、夜まで帰ってこんのだ。」
「俺独りで街に行くにはその…心細くてな?」
馬超殿は、また可愛らしく、若干笑い頬を赤くして恥じらうように言う。
「嗚呼、それで構いませんよ。一緒に行きましょう。」
「そうか!解った。では、また昼に」
「ええ、必ず」
私は、心から喜び微笑みを彼に返した。
.