※≪真・三國無双≫※

□≪拡がる空≫
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強い人、義にとても熱い人、

逞しく、美しく純粋に綺麗な肌、上げれば切りがない

私が持っていないモノをあの人は、持っている。

とても可愛いお人だ。

「これは、趙将軍」

「お早う御座います。馬超殿」

「嗚呼、お早う、子龍殿」

嗚呼…何とも愛らしく笑う事か、私も、そんな彼に釣られ笑みを溢してしまう。

「馬超殿私に何か?」

「嗚呼!そうであった!今日は、暇か?」

私は、馬超殿の問に返した。

「そうですね…」

「何だか忙しいのか?」

歯切れの悪い返答に馬超殿は、少し悲し気な顔を私に向ける。

「いえ!そうではありません!」

「そうなのか?」


「ええ、朝は、軍の事について少々話が有るとの事で、諸葛亮殿の所に呼ばれておりまして、あと書簡にも」


「軍師殿に?」

「はい、ですから昼からなら暇ですが?」

「そうか、大変そうだな」

「ええまあ、それで私に何か?」

「嗚呼…少々な、街に行きたくてな…‥岱と行こうと思っていたのだか、岱も急に仕事ができたと言って朝早く出掛けてしまってなぁ。今日は、夜まで帰ってこんのだ。」

「俺独りで街に行くにはその…心細くてな?」

馬超殿は、また可愛らしく、若干笑い頬を赤くして恥じらうように言う。

「嗚呼、それで構いませんよ。一緒に行きましょう。」


「そうか!解った。では、また昼に」

「ええ、必ず」


私は、心から喜び微笑みを彼に返した。

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