◇Wonderland dyed red

□Chapter‐1
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そう。
アリスにとっても
名前など大した問題ではない。

問題は
偽名だという事にぶつくさ言う度に揺れる
あのブツだ。


触ってみたい。


激しい衝動に駆られるが
ウサ男さんは背が高く
ウサ耳は遥か上方だ。

身長が150cmそこそこしかないアリスには
とても届きそうにない。

しかし
見上げ続け首が痛くなった事もあり
強行突破する事に決めた。


「…っな!?」

「え?」


アリスの行動に
ウサ男は元より
ブラッドまでもが声を上げる。

アリスは
ガッシリとウサ男に抱き着いたかと思えば
木を登る要領でウサ耳に辿り着き
夢にまで見たそれに触れた。


フワフワだ〜♪

柔らか〜い♪

気持ちい〜♪

 

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