◇Wonderland dyed red

□Chapter‐14
1ページ/13ページ

 

もちろん。

その場でも、部屋でも致されました。

拒否権も
2択の意味も
まったくありませんでした。

ブラッドの
独占欲と性欲
どうにかなりませんか?


誰に問うわけでもなく
アリスが向かった先は。

過日
家出の際に使った、あの木。


ブラッドの事は好きだけど
息が、詰まる。

てことで
お忍びで出かけて来ます。


二度目ともあり
アリスが
慣れた手つきで
よじ登っていると。


「おい!
何やってんだよ!?」


魔王の手先であるウサ耳に
見つかってしまいました。


エリオットは
すぐさま手を伸ばし
アリスの腰を掴んで。

自分の方へ引き寄せると
肩にアリスを座らせた。

 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ