novel

□残骸(R-18)
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彼女の涙で濡れた頬に口付けて囁く。
「何も考えられなくなるまで、抱いてあげる…」

俺は彼女を組み敷き首筋を舐め上げた。
「っ……くっ」
息を呑み身体を震わせる彼女を見下ろし焦らすようなゆっくりとした手つきで触れる。
彼女に触れるだけで身体が熱くなるのを感じる。
彼女に何気ない仕種ひとつに煽られる。
煽られるままに口付けて舌を絡ませるとほかに誰もいない空間に二人の息遣いだけが響く。

「はっ、あ…や、やぁ、」
俺の手で乱されながらも彼女の口から俺を求める言葉は出ない。
敏感な彼女の身体にはとっくに火が付いているはずなのに、抗うことをやめない彼女。
何度も俺を受け入れさせて身体を溶かしても決して求めてくれない彼女に胸が痛むのを感じて、彼女に控えめな胸の先端に軽く歯を立てた。

「−−−−っツ」
大きく身体をそらして耐える彼女の秘部に指を這わせるとクチュリと音を立てて飲み込まれていく。
「こっちは嫌じゃないみたいだね。」
チュクチュクと音をさせながら彼女の中を侵していく。
「や、ぁあ、ん…」
抜き差しする指を蜜が伝う。
「すごいね。美咲ちゃんの中、…うごいてるよ。」
俺が弄るように告げると彼女は全身を真っ朱にして唇を噛み締める。

意識したからか、締め付けの強くなったソコにもう一本指を入れ、かき混ぜる。
「あっ、あっぁん…ひぁ」
「美咲ちゃんのココ、キュウキュウ吸い付いてくるね。」
俺はわざと彼女を辱めるような言葉を口にする。
「イヤラシイ美咲ちゃん、可愛い。」
かき混ぜるほどに溢れ出す蜜が彼女の理性を奪っていく。
「ゃあ…指、イヤぁ…もぉ、抜い…てぇ」
「もう、指じゃ嫌?」
俺は乱暴に指を引き抜くと彼女の入り口に昂りを押し当てて聞く。
「ちがっやっ」
俺を押し退けようとする彼女の腕を封じるように抱きしめ、一気に奥まで突き立てた。
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