novel 4

□P・A・R・A・D・O・X(R‐18)
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「っう…、あ、あ、っ…や…ぁ、ぁ…ゃ…」
碓氷は熱さに腰をくねらせる私の脚を広げアルコールによってジンジンと赤くなった粘膜を舐め上げる。
火照った花弁に執拗に舌を這わす碓氷は、はしたなくヒクつく蜜口に尖らせた舌を差し込むと内襞を掻き混ぜる。
「甘いね…。ココにお酒を注いだらどうなるかな?」
「いや…そんな、こと…しないで……」
倒錯した欲望を口にした碓氷は、首を振る私の言葉を無視して白いシーツに私の背中を沈めさせ蜜杯を上向かせる。

「ッヒ、っあぁっあ、や…っあ」
温かい液体が直接蜜杯に注がれ、鋭い熱さにビクビクと痙攣するように腰が跳ねる。
「ああ、ほら…動くと零れちゃうから、いい子にしてね」
「いやぁ…あ…やめて…ぇ……、もう許し…ッ」
懇願が聞き届けられる事はなく再び垂らされた酒が蜜杯を満たし、熱さに逃げようとする腰は押さえ付けられて逃げ場を失う。
「ひっ、や…、あっ…ぁ、ぁ…あッ」
碓氷は水面に顔を近付けたかと思うと、両の手でヒクヒクと被虐に蠢く花園を開いてしまう。
「ヤッああっ、っナカ…、入って……ッ」
「ふふっ美味しそうだね」
伸びた舌が蜜肉を嬲り、奥へと進む度に私のナカ深くまで熱い液体が浸潤していく。
「ッ!!…っ、ッ」
全ての神経が膣内に集まったかと思う程の強烈な刺激に、もはや声を出す事も出来ずに大きく開いた口で息をする。

身体の一番奥まで侵されて瞳からは自然と涙が零れて言葉を紡ぐ事のできない唇がわなわなと震える。
ヌルリと蜜肉を嬲る舌と粘膜を侵すアルコールに、心も身体も犯される。
「美味しいよ。……奥に入ったお酒はコレで掻き出してあげるからね」
私を焦がすアルコールよりも熱い眼差しで見下ろす碓氷は、反り返った凶器を取り出すと蜜口に押し当て、一息に腰を落とす。
「−−−ッ!!」
蜜とアルコールとが熱棒で掻き混ぜられ、摩擦され、蜜襞に擦り込まれる。
碓氷はグチュグチュと響く淫音に荒い息を隠そうともせず私を犯し、荒々しい抽送に狂おしい程の悦楽の波が押し寄せて私の意識は徐々に途切れがちになっていく。
「あぁっ碓氷…っ、ダメ……も…ッ、あ、あ…あぁッ」
焼け付く摩擦がもたらす快楽に私は意識を手放した…。



「なんて…。今頃美咲ちゃんと碓氷君は…」
「えっ!?今までのって店長の妄想ですか?」
「引くわー」
「でもでもでも、碓氷君ならこれ位の事は美咲ちゃんにすると思うのよね」
「店長…、店長の中で碓氷君ってどんな位置付けなんですか?」
「そうよねー。今の話だと、完全にただの変態よね」
深夜のメイドラテのロッカールームでは、今日も店長と呼ばれた女性が妄想の花を咲かせていた。



end
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