novel 3

□D.T.D(R‐18)
2ページ/2ページ

ズチュ…と碓氷が動くたびに聞きたくない水音が聞こえる。
少しずつ消えていく痛みの代わりに、私の知らない感覚が摩擦される蜜肉から広がってくる。
「うん、ほぐれてきましたね…。どう?よくなってきましたか?」
奥まで届く雄根が無遠慮に花奥を掻き混ぜるように押し回され、跳ねる身体が反射的に碓氷を締め付ける。
「よく…な…い、よくな……い、か…ら、も、やめ…」
−−認められない。
「…ふうん?じゃあ、もっと可愛がってあげますよ」
「嫌っ…やぁっ、や…だ」
滲む蜜に助けられる抽送が、蜜音を響かせ隘路を熱く擦る。
「やぁ…ッ、ぁっ、……、っあ」
認めるなんて、できない。
無理に暴かれて身勝手な獣欲を受け止めさせられる。
それを認めるなんて、到底出来る事じゃない。
それなのに碓氷は私に快楽を認めさせようと、組み敷いた身体に太幹を刻み付ける行為を繰り返す。

「イヤ……、ヤ…あっ、……あ…ぁ」
「どうですか?まだ、よくない?」
「あたり、ま…えだ…。よくなん…て……ッひぁっ」
大きく引いた腰を力任せに打ち付けられ、喉を反らす私に碓氷が口角を上げる。
「嘘はよくないと思いますよ?溢れるほど濡らして、俺がこうしてが奥を突くたびに気持ち良さそうに鳴いて……」
ぬちゅ、と卑猥な音を立てて抜け出た太い熱杭がずくりと一息に突き立てられる。
「ッや、あ、あ、っ…ああっ」
たった今言われた言葉を証明するように喘ぐ私を碓氷が喉の奥で笑う。
「ホラ…、本当は気持ちいいんでしょう?素直になったら、もっと気持ちよくなれますよ?」
じゅぶじゅぶと内襞を引き伸ばすように雄塊を押し回され、初めて知る悦楽の波が私に押し寄せる。
「ぃや…、いや、……っいやぁッ」
視界が白んでいく感覚に、私はわけもわからずに鳴き声を上げる事しかできなかった。



荒い息をつく私のぼやけた視界の隅で、碓氷が私に向って何かを翳(カザ)している。
あれは何だろうと、ぼんやりと目を遣る私にフラッシュがたかれ、続いて小さな電子音が聞こえる。
「っ!!やめッ、…ゃ…どう、して…」
すぐに私に翳(カザ)された物の正体に気付いて、サァッと全身から血の気が引く。
力の入らない身体を起こしてレンズから身を隠すようにはだけたブラウスをかき寄せる。
「−−−どうしてって、美咲先生を言いなりにする為、……って言ったら、わかりますよね?」
ツキツキと痛む下肢に眉を顰めながら見上げた碓氷は、歪めた唇で愉しげにそう告げた。



end
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ