novel 2
□CRIME&PUNISHMENT(R‐18)
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ゆっくりと身体を離すと、何度も注ぎ込まれた欲液が音を立てて溢れ出し、私の内腿を伝い落ちる。
｢お掃除して、美咲ちゃん｣
碓氷は欲望の残滓に濡れた、萎えた太幹を指し示し、嗜虐の笑みを浮かべる。
私は激しい凌辱に軋む身体を起こすと、仰向けにくつろげた碓氷の足元に身体を置いて、汚れた雄根に躊躇いがちに舌を伸ばす。
欲棒に絡み付いた白濁と蜜を舐め取るように舌を動かすと、私の口の中に青臭いような、何とも言えない味が広がる。
屈辱に零れるそうになる嗚咽を怺えて舌を這わす私の髪を梳くように頭を撫でる碓氷は、更なる屈辱を私に投げ掛ける。
｢熱心だね……“お掃除”って言ったのに、そんなに一生懸命するなんて…、もっと嵌めて欲しいの？｣
敢えて下卑た言葉で私を貶めるように嬲るその声は、喜悦を滲ませ、舌を這わせた欲塊が徐々に力を取り戻す。
剛直が完全に漲ると、碓氷は私の頭を撫でるのを止め、髪の毛を掴むようにして口を離させる。
｢また元気になっちゃったよ？あんなに嵌めてあげたのに、まだ足りないなんて、本当に淫乱だね｣
碓氷は怜悧な笑みを浮かべると、私の身体を組み敷き伸し掛かった。
碓氷は私の身体に所有の印をつけながら唇を滑らせて、胸の頂に到達すると軽く歯を立てる。
｢ッ、いっ…やぁ…っ｣
歯を当てられた敏感な蕾はジンジンと鈍く痛み、熱を持つ。
思うように動かない身体を弄ばれて、身体の芯が切なく疼きだす。
｢−−−っ…｣
こんな風に扱われるのは本当に嫌なのに、私の身体は碓氷の熱を感じただけで、僅かな愛撫にも反応してしまう。
碓氷は汗ばんだ私の身体に指を滑らせると、狭間を探るようにその指を往復させる。
溢れ出した白濁を塗り込めるように淫猥に動く指は、凌辱に痺れた蜜壷から新たな蜜を滲み出させる。
浅く抜き差しされる指に蜜が絡み付き、もっと確かなもので犯して欲しいと私の中が蠢きだす。
私を見下ろす碓氷は、そんな私の反応に口角を上げと耳元に口を寄せて楽しげに囁く。
｢濡れてきたよ。俺の、欲しい？｣
囁く碓氷の声に、飼い馴らされたこの身体は、隙間なく満たされて擦り上げられる快感を期待して震えだす。