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□GALAXY
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【GALAXY】



例えば、こんなふうに感じる視線を辿ると、その先には碓氷がいる。
目が合い嬉しそうにヒラヒラと手を振る碓氷に、生徒会長としての自分を忘れて手をあげかけて、すんでのところ我に帰る。

相変わらず私を見続ける碓氷に背を向け、弛んだ気持ちを引き締めようと大きく息を吐く。

それでも一度意識したあいつが気になって再び窓を見上げると、少しだけ沈んだ表情の碓氷と視線が絡み合う。

どこか頼りない表情は何故か私に罪悪感を抱かせ、きゅうっと胸を締め付ける。

−−今なら、誰も……。

誰もこちらに注意を払っていない事を確認して、ほんの僅かだけ手をあげると、碓氷の表情が瞬く間に明るく変わり、目を細める。

「っ……」
不意に見せられた笑顔に、私は慌てて目を逸らした。



end

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