novel 3

□月蝕(R‐18)
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「準備できた?」
問い掛けると、制服に身を包んだ彼女が俺の顔を見て首元に手をやる。
「……ああ、外していいよ」
彼女が気にしているのは俺が着けた“首輪”。
あっさりと外していいと言った俺を窺うような眼差しで見つめる彼女に、俺は薄く笑う。
「そんな物着けてても着けてなくても、美咲ちゃんが俺の所有物なのは変わらないでしょ?」
「そ…う、だな…」
多分に諦めを含んだ声で俯く彼女に劣情が刺激される。

うなだれた彼女に近付いて制服の上から腰を撫でると、彼女の身体がビクリと強張る。
「制服姿もいいね。……汚したくなる」
「やめ…っ、汚さないで…」
俺の台詞に制服を庇うようにする彼女に笑いを漏らす。
「別に制服を汚したい訳じゃないよ。制服を着た美咲ちゃんを汚したいって意味だよ」
するするとスカートをたくし上げ、露わになった大腿に指を這わすと、彼女の身体に熱が生まれるのが伝わってくる。
「いいよね?美咲ちゃんもスイッチ入ってるみたいだし」
彼女を引き寄せて耳元で囁くと、制服に身を包んだその身体が期待に震える。
「ッ…入ってない…やめ…、やっ」
濡れた吐息で嘘をつく彼女の狭間に突き立てるように指を一本這わすと、湿り気を帯びた薄布ごと蜜口に飲み込まれる。

浅く突き立てた指で入り口をほぐすとみるみるうちに下着に滲みるほどの蜜が溢れ出る。
声を出すまいと唇を噛み、抵抗を表すように俺の胸で拳を握る彼女の仕草に滾る欲望が俺の嗜虐を引き出す。
「ふうん?じゃあ美咲ちゃんは、ソノ気もないのにこんなに濡らすの?」
グジュッとわざとらしく音を立てて嬲る指に蜜が伝い、熱く火照った粘膜が指を締め付ける。
「あーあ、こんなに濡らして……。学校のみんなが知ったらきっと驚くね。自分たちの生徒会長がこんな淫乱だなんて」
耳朶を食みながら囁く俺の胸に彼女が力を込める。
俺はそれが面白くなくて彼女に突き立てる指をもう一本増やす。
「っ……ぅ、…う」
遠慮なく捩じ込んだ指は蜜を吸い取る布に阻まれ第二関節までしか挿入れることが出来ず、俺の中に新たな嗜虐を生む。
「邪魔だな、コレ……。美咲ちゃん、脱いでよ」
「っ…あ、あ、…うあ…ッい、……ひ」
「ホラ早く」
蜜の潤滑のない膣襞に下着ごと指を擦り付ければ、彼女が苦痛に喘ぎながらのろのろと俺に従う。
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