novel 3

□首輪(R‐18)
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彼女は可愛い。
笑顔はもちろん、何気ない表情のひとつひとつが可愛い。
だけど一番可愛いのは、泣き顔だと思う。
潤んだ瞳で見上げられると、それだけで可愛さの余りどうかしてしまいそうになる。
きっと、強がりな彼女の泣き顔を見ることが出来るのが俺だけだという事実が、俺を駆り立てる。



はあはあと、艶めく唇から荒い息が漏れ、潤んだ瞳は物言いたげに俺を睨み付ける。
とっくに限界のくせにそれでも耐えようとする彼女を見ていると、俺の加虐心は際限なく膨れ上がる。
奥までいっぱいに咥え込ませた剛直を抜き差しすることなくグリグリと奥を押し抉る。
「ッ、…ぅ…あ、あ…」
苦しげに喘ぐ彼女の俺を睨み付ける瞳が揺れて、うっすらと涙をためる。
律動をねだるように蠢く膣道が、彼女の荒い呼吸に合わせて大きくヒクつく。

「ホラ、言わないと、ずっとこのままだよ」
咥え込ませたままで動かずに、ヒクヒクと怒張を締め付ける蜜口の上で赤く腫れた小さな核を人差し指の腹でそっと押し潰す。
「っ!…っあっ!!」
「俺はこのままでも気持ちイイけど、鮎沢は辛いんじゃないかな?」
押し潰した肉芽を親指と人差し指で摘んで捏ねる。
「イッ、あ、あっ……ッあ」
赤い真珠を弄ぶと、蜜口は一瞬のうちに強く収斂(シュウレン)し、一呼吸おいて膣壁がまるで生き物のような脈動をみせる。
「は、凄い……ココ、触るとキュウキュウ締まって、最高に気持ちイイよ」
息を吹き掛けるように囁いて、ぬち…と耳孔に舌を差し入れる。
「ぅ…あ、あぁっ、…ぁ……ぁん」
耳孔を舌で犯し、硬く凝(シコ)る赤い果実を指先で嬲ると、淫らな熱を持て余した腰がおずおずと揺らめく。

焦らされた身体は無意識に俺の怒張に内襞を擦り付け、クチュクチュと小さな蜜音を響かせる。
俺は恍惚の色を浮かべる彼女に密かな笑みをもらすと、揺れる腰を押さえ付ける。
「だめだよ、鮎沢。イキたかったら、ちゃんとおねだりしなきゃ」
「あ…ぁ……ぁ、んっ」
僅かな摩擦も封じる俺を、彼女が力のない目で睨みつける。
「逆効果だよ。そんな目で睨んでも可愛いだけだって、前にも教えたでしょ?」
俺はそう言いながら、一度大きく腰を引いて最奥に熱杭を打ち付ける。
「ひっ、ひぁッ…ああっ、あっぁ」
白い喉を反らして鳴き声を上げる彼女の蕩けた蜜肉が、待ちかねた摩擦に絡み付く。
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