01/31の日記

18:54
人肌恐怖症な円堂さん(風円)
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※毎度のごとく書きかけです。一向に終わる気配がない。




人の体温が怖い、と。
円堂はそう言った。


幼稚園上がりたての頃はしょっちゅう繋いでいた手も、今では触れることすら叶わない。
近くにいるのに決して触らせてくれないその徹底ぶりは、一般的な思春期男子である俺にとっては些か物足りなさもあり、それでも円堂を困らせたくなくて自粛を繰り返す毎日を送っている。
頑張ったアイツの頭を撫でなければ、ボールを追い掛けて転ぶ様を視界に納めても手を差し出すこともない。
今日もサッカーやろうぜ、と誘うものの、円陣を組んだりハイタッチをしたり、二人一組になって行うストレッチにも、相変わらず円堂は参加しない。
初対面に交わされるキャプテン同士の握手も俺が代理で行い、ごめんな風丸、と言いつつその距離を自分から縮めてはくれない。

「気にするな。お前は自分のことだけ考えてればいいんだ」
「でも俺…風丸に迷惑かけてる……」
「迷惑だなんて思ってないさ。寧ろ頼ってくれて嬉しい位だ」

そう感情をストレートに告げれば、円堂は顔を赤くしてはにかんでくれる。
その笑顔を見たいが為に、俺は毎日己を抑え込む。
本当は、これでもか、と言う程に気にしていたりするのだが、その事をアイツに言えば困らせるのは目に見えている。
俺は円堂が好きで、同性同士であろうと恋人になりたくて、触れ合いたくて。
だからこそ、俺は円堂と体温を分かち合わない。




※プロットに「幼少期にペド野郎からGo!Kanを受けて以来人肌が怖くなった」って書いてあった。スッゲーマジで円堂さんごめんなさい!!
 
 

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