読み切り

□籠の唄
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普通の生活を送っていたハズ。


なのに、





「ようこそ、籠の中へ」







入ったからにはもう出られない。


そう、



「二度と出られないから覚悟しろよ?」
「う、わぁ…
変な夢だ…早く覚めないかなあ…」
「夢じゃねーし」





目の前にいる人は、
正直すごく不気味で怖い。




今もあたしに振り返れとうるさい。








「さあ、」












でも、嫌な汗と嫌な視線。
目の前の人も怖くて、
振り返る事にした。











振り返って、














彼とまた会えるのなら、














「後ろの正面、






だあれ?」

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