一転

□れいにぃ
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「、あ。」
「どしたの?」
「いや、サイダーがきれてしまって」
「ありゃりゃ、こんな飲みたい時期に。」
「うーん、さっきまで後一本あった気がするのですが」
「何ー!?犯人を捕まえろー!(棒読み」
「おー」
「いや、お前等最後の一本華麗にさっき飲み干してたよな?」



―保健室。

空は雨。ジメジメするこの空気。
こんな時には、シュワっとした炭酸が飲みたい。

「炭酸〜…」

保健室のベッドでさっきからグデグデゴロゴロ…。
炭酸がないとやってけないらしい。大丈夫だろーか。

「飲みたいよねー、サイダー。」

今週号のジャンプを読みながら、自分で作ってきたクッキーを頬張る想真。
彼は甘いものを作るのが大好きらしい。

二人とも昼休みが始まってからずっとこの調子だ。
買いに行けばいいものを雨が降っていて気分が乗らないらしい。
お前の炭酸への愛はそれだけだったのか。と言ってやりたい。

「とゆー事で佐々木くん、買ってきて下さい」
「 や だ 」
「「えー、」」
「何でお前等はそーゆーとこがいつも被るかなあ、?」
「佐々木くんがケチるからですよ。」
「あれ、俺のせい?」

うんうん、と頷きながらずっと買ってこいオーラをだし続けている二人。
そんな眼差しが堪えられなくなった祥は言った
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