僕の彼女が妊娠した
□僕と彼女。
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僕ゎ一条 拓真。
普通に、イチジョウ タクマ。
3ヶ月前、高校生になりました。
そして今ゎ、屋上にいる――――
「あ、一条くん。ごめんね、呼び出して遅れちゃって…。」
彼女は落溜 るか。
名字はオチタマリ。
僕の好きな人。
なんと、生まれてはじめての呼び出し。
「別に大丈夫。」
「良かった…。一条くん、背も高いし…かっこいいし優しいね。」
「…別に。」
そう。僕は普通ならモテるタイプ。
でもこの無愛想な性格で近付いてくる人は少なかった。
しかも中学までアノ事を皆に知られていたから……。
「あのね…迷惑かもしれないんだけど…
あたし、一条くんの事が好きなんです!付き合ってくれませんか!?」
…………嘘だ。
正直、嬉しい。抱きつきたい。
好きな子に告白されたんだ。
…………でも、
「ありがとう。僕も落溜さんの事が好き。」
「…やっ…そんな…//」
「でも、無理なんだ。」
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