☆手が届いたら
□ACT.9
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ミ…ミニマム…俺のチーンがミニマム……。
少なからず楓に言われたことにショックを受けていた。
その後4人で朝食を取り、1時間目の授業に来る先生を待っていた。
「しかし、勝希が裸族だったなんて〜」
ニヤニヤと勝希をからかう楓の横で壮弥が事細かく丁寧に裸族の説明を広太にしていた。
「おい!そんな説明すんなって」
説明を受けた広太は勝希を穴が空くほど見つめている。
「勝希君、もし郵便屋さんが来たらどうするの?」
広太の発言に壮弥と楓はこれでもか!と笑いを堪えている。
広太…学園の寮には郵便屋はけぇへんのちゃう?
「だから!昨日寝付き悪くて朝起きてシャワー浴びた後やったから…」
「言い訳は聞きたくねーなている裸族のトップさん」
「?!楓ー、いっぺん痛い目みといた方がえぇなぁ……お前も裸族にしたるわー!!」
「うわっ、ごめんごめん!!」
ガラッ
「はい。早く席についてよ」
じゃれ合っていた4人は克の登場に大人しく席に着いた。
勝希は始まった授業そっちのけで、克の声を子守歌代わりにして寝てしまっていた。
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