☆手が届いたら
□ACT.8
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「どーぞ?」
な、んやコイツら、いきなり目の色変えてガッツリ殺気まで出して…?
「実はね…白い子豹…って聞いたことあるかな?」
びくっ…
「あ、あぁ。まぁなんや有名ですもんね」
「おっ?お前みたいな爆発アフロでも知ってるの?」
「翼…勝希は…気にしてる…アフロ…だから…」
自分らホンッマごっつい失礼ぶっこくよな…。
「はーいはい。つばっきーもつぐちゃんも誉ちゃんの話しの途中でしょ?」
この平太郎って奴…名付けセンスねぇ〜。
…取り敢えず何考えてんねんコイツら…。
「で?それが何ですか?」
幾分落ち着きを取り戻した勝希はその先の話しを促していく。
「最近、至る所で目撃したと言う情報が入るんだよ」
「だから、それが何ですか?!」
だんだんとイライラし始める勝希はこめかみを押さえ、頭痛を耐える。
「この学園内や近くの海…至る所で目撃があるんだが…」
つーか、それ全部目撃してんの変態の新堂ちゃうん?
あの変態がここにおらん理由もどーせ、なんかあんねやろ?
いっちいち回りくどいな。はぁ。
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