☆手が届いたら
□ACT.8
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「あ、そ。どうでも良いけど。勝希は奥の部屋にいてるから、詫び入れるなりスライディング土下座するなりご自由に」
「あのよっ俺達が手出したわけじゃねーだろ?!」
「あ?テメーらがいてるだけで土下座は確実だっての」
「てめっ、おいっ」
「翼、事を荒気なくて良い」
誉が二人の間に入り、仲裁する。
「はぁー。取り合えず勝希を刺激しないでくれ…頼む」
剛はソファーに腰を落ち着けながら、勝希の部屋を指差した。
その後直ぐに生徒会メンバーは勝希の部屋に消えていった。
「なぁ?鶫先輩どー思うよ?」
「僕は絶対寝てたと思うよ」
「俺も」
「ちっちっ。甘いな。楓様から推測するとだな…ありゃ気絶してた」
鶫をネタに盛り上がる三人トリオ。
お前らって幸せだよな…。
そして剛の心配に気付かない三人トリオ。
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