☆手が届いたら

□ACT.7
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こいつ、鶴は千年亀は万年ってことわざ知ってんのかな?
ぷっ…。


「ちょっと、何笑ってるの?」


「あ…。いや、だってさ、お前の名前、つ、つる、鶴屋、亀っ亀っ…ぶっはっ!あっはははは!その名前付けた親に乾杯!くっ…あひゃひゃひゃひゃ!!」


一度笑えばジェットコースター、直ぐには止まらない。
それが勝希。
楓が止めるのを無視して笑い倒す。


「お、おい。勝希その辺で止めとけって…」


「む、無理っ。笑いの神様降りてきてるから無理!ふふっ。あひゃひゃひゃひゃっぶっふぅー」


「むかつくっ」


「壮弥さん?広太さん?俺止めれまてんっ!」


「「諦めた方がいいよ楓」」


見事声を揃えてあきらめが肝心だと豪語する二人。

そんな中、徐々に怒りの頂点を上り詰める鶴屋亀太郎。



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