☆手が届いたら

□ACT.5
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「じゃあ、一気に話すから相づちだけ打って聞く。質問は後回し、OK?」


「おー」


全く聞く体制の整っていない勝希をよそに、話し始めた。


「まずは、Silvery eyeについて。三代目の頭は俺。二代目は勝希…で、一代目は…銀色の目…それが光輝さん」


「え?二代目が俺で一代目が光輝伯父さん?!」

「早速質問?まぁ、最後まで聞きな?」


手のひらを勝希の目の前に出してストップをかける。
それに、渋々従う勝希。


「因みに、当時のNo.2は俺の兄貴だったらしい。一度解散したSilvery eyeは銀色の目と髪を持つ少年によって、再び表舞台に顔を覗かせた…。
そいつは強く、早く飛び回っていたが、いつも悲しみを背負った目を光らせ何かを探しているようだった。
たった一人でトップ争いをしているチームをいくつか潰した。昔、銀色の目と髪を持っていたSilvery eyeの初代頭が帰って来たと、噂が広がった。そしてその少年は…小さいながらも、自由を求め走り、どんな王者にも物怖じせず暴れる姿から、白い子豹と呼ばれた。その後すぐjokerやblack.birdのが白い子豹を潰そうと躍起になった、が…手を出された少年は自分を守るため、その2チームをたった独りでぶっ潰した…」
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