☆手が届いたら

□ACT.4
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途端に、悲鳴や泣き声や罵声が飛んでくる。


なる程、キャーの犯人は剛かよ?!


「取り敢えず、ごっつい原減ってんやけど」


「あぁ、じゃぁそこの二人も一緒に食べるか?」
いきなり剛に声をかけられびっくりする、広太と楓。

「「はい」」


「じゃぁ、席取っといてくれるか?勝希は何食べたい?」


「たこ焼きー!」


「あ、俺も行きます。津崎さん」


「おっ?気い効くな。じゃ、勝希ともう一人の子…席宜しくな?」


「「はぁーい」」


しっかし…うるせー!
お前ら全員めじゃわり…あ!噛んでもうた…。
訂正…目障りじゃ!


「あ、ここ空いてるよ?」


ちょうど窓際の隅っこ。
4つの椅子が空いていた。


「でも、あっこの方がえぇんちゃう?」


勝機が指差した方向は、テーブル一つ分丸々空いている席。


「あそこはダメ。生徒会専用で生徒会以外は座れないんだよ?」


「ふーん」


どんだけ、生徒会ってやつらは幅効かせんねん。

そこへ、お昼ご飯をもって来た剛と楓がやって来た。




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