ゾロビン

□鬼たいじ
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この島に停泊して、1日目が終わろうとしていた。

無人島らしく、人の住んでいる気配は無い。
主に食料と水を蓄える為に寄った場所だ。
ログはもうたまっている。

例のごとく、『島を降りるのは誰だ』決めでルフィとサンジとフランキーとロビンが降りた。
「暇だから、オレも行く。」
と言ったゾロは、残りの3人に
「お前が行ったら、誰がオレ達を守るんだ!!!」
と泣きつかれて、留守番チームに戻された。

島に降りるなり
「二つのグループに別れようぜ。」
と船長の意見で、更にルフィとフランキーのペアとサンジとロビンのペアに別れた。

この人選に大喜びのサンジは
「マドモアゼル、では参りましょうか?」
とロビンの腕を取って、島へと入っていった。

それを船の上から見て
「気持ち悪いヤツだな。」
とミドリマリモは毒づいていた。

太陽も沈みかけた今、サンジとロビンの二人は帰ってきていない。

「おせーな、サンジのヤツ。腹減ったなァ。」
と先に帰ってきた麦わら帽子はメインマストの天辺で帰りを待っていた。

「まさか、この島に恐竜が居て食べられてたりしないよな。」
縁起でもない事をウソップが言うと
「サンジーーー!ロビーーーン!!死ぬなーーー!!!」
森に向って、チョッパーが泣きながら叫ぶ。

「ったく、道に迷いやがって・・・。オレが迎えに行ってくる。」
不機嫌な顔を、ますます鬼のような形相で船を下りようとするゾロをフランキーが止めた。
「ヤメロ、お前が行ったら二次災害決定だ。」


当然の意見だ。



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