アルエド パラレル部屋
□ラプンツェル 2
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ラプンツェル 2
「もう一度言うけど、普通は恋人同士しかしなんだからね。わかった?」
そう言うと、アルフォンスはラプンツェルの唇に自分のを合わせました。
『したくないわけではないのだけど…。』
そう思いつつ、ゆっくりと舌を入れると。
「ふぐっ?!」
ラプンツェルは戸惑い、顔を引きます。
唇が離れて、真っ赤になり手で口を覆いました。
その様子がおかしくて、アルフォンスはくすくす笑いました。
「な、なんだよ!」
「ごめんごめん、ちょっと可愛いなとか思ったからさ。」
「…お前は…何ともないのかよ。」
「何が?」
「ビックリしないのか!?」
「だって自分から入れるんだから、ビックリはしないさ。」
「じゃあ逆は?」
「逆?」
「そう、こんな感じ…。」
がばっとアルフォンスの顔を掴んだラプンツェルは、さっきされたように舌をアルフォンスの中に入れました。
「ん、ンーー!!」
優しく、包み込みようにお互いの舌を絡めあって。
どのくらいの時間そうしていたでしょう。
やがてゆっくりと唇を離しました。
「どうだ?」
「・・・びっくりというか、クラクラした。」
「だな?」
そういうと、嬉しそうに微笑みました。
『やっぱり、ラブンツェルは可愛い。』
アルフォンスもそう思いながら、笑い返しました。
その笑ったアルフォンスの頬に、ラプンツェルは手を当てながらいいました。
「な、もう1回・・・いいか?」
「・・・うん。」
今度は優しく、そして味わうようにまた唇を合わせます。
それから二人は、その恋人の交わすキスを気に入り、毎回会えば挨拶のように深い口付けを交わすようになりました。
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