夢を見る


□貴方にあいたい
1ページ/2ページ

桜が舞う季節であった


総司がおかしくなったのは…






「一君は僕が嫌いなの?」





いきなり なんだ…




「一君…僕は一君が大好きだよ」





「総司? 俺も総司…が好きだ」



今日は何かがおかしい


ワカラナイ 俺にはワカラナイ



「邪魔者には消えてもらわなくては…」



邪魔者…?消える!?





「待て 総司!!」



呼び止めた時には総司は居なかった




何故





消えるんだ



総司はどうしてしまったんだ




俺は… 何もしていない


ワカラナインダ


ハッ!!







「総司!!」




このままでは新撰組が危ない


局長 副長 平助 佐之 新八 総長

どうか 無事でいてくれ…











「総司!!?」






「一君 あはは 見てよー!
皆 殺しちゃったよ…」



「どうして!なんで!!」






俺は… 新撰組が好きだった

やっと自分の居場所がある


心地良かった


なのに……


俺が悪かったんだ



総司がおかしくなったのも 俺が…










もう 死にたい





「総司…」




ドスッ…




俺の身体から血が垂れた



総司が刺したんだろう




「総司… に会えて… 良かっ …… た」











せめて







また





会えるとしたら











貴方に あいたい




終わり
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ