the prince of tennis
□ドタバタ初詣
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言うまでもなく、跡部だった。
「なぜこんな寒くて人ごみの中を朝早くいくんだ・・・。」
とぶつぶつ言っている。
「まぁまぁ、一年に一度の事なんだし。たまにはいいじゃない。」
と、跡部を滝が宥める。
「それに、初詣でお願いすると、願いがかなうかもよ?」
と滝が言った途端・・・
キランッ!
滝と俺と樺地以外の目が輝いた。
「よっしゃぁー!そうなったら全力で祈るぜ!俺、500円いれよっかな!」
と、岳人。
「ほんなら、俺千円いれよかな。」
と忍足。
「俺の思い・・・やっと届くかも!」
と、長太郎。
「下剋上・下剋上・・・跡部部長にいろんな意味で下剋上ができるチャンスだ!」
と、日吉。
「わぁーい!なに祈ろうかな!?何にしようかな!?」
と、ジロー。
「俺様は祈らなくても願いなんて自分で叶えるが・・・一応やっておいてやるか。」と、跡部。
「なぁ・・・滝、なにをそんなに祈るんだ?来年こそ全国制覇!とかか?」
「さぁ・・・ぼくにはわからないけど、とりあえず宍戸絡みなのは言うまでもないよね。」
という返事。
「は?それどういう意味だよ。」
「さぁ?自分の胸に手を当てて聞いてみれば?とりあえず、僕も負けてられないから、祈ってくるよ。」