the prince of tennis
□来年は2人っきりで・・・。
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「せっかく夏休みだしさ!みんなで花火大会やんねぇ??」
キラキラした瞳で岳人が言う。
「おぉ、それええな。」
よいしょ、とレギュラージャージを脱ぎながら忍足が言った。
「たまにはいいですよね!!部活のメンバー全員でなにかやるってこと、なかなかないですし。」
ニコッと笑いながら長太郎も言う。
「でしょでしょ!?夏の思い出として、みんなでなにかやりたいC〜〜!!」
「つーわけで反対のやつ、いねーよな!?」
という岳人の言葉に反対するやつはいなかった。
反対するやつがいないということは、すなわち決行するということだ。
俺は深々とため息をついた。