the prince of tennis

□梅雨の良い所
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途端、「りょーちゃーん!!やっぱ亮ちゃんは分かってくれるよね〜〜!!」
と言ってジローは宍戸に勢いよく抱き付いた。

「うわっ!!馬鹿やろ!!なにしてんだジロー!!」とジローに怒ると同時に

「おい、ジロー。いくら幼馴染みだとはいえ、していいことには限度ってもんがあんじゃねえのか。宍戸は俺様のモンだ。離れろ、アーン??」
と言う明らかに不機嫌なキング…もとい跡部景吾の声がした。


「なっ//!!俺がいつお前のものになったって言うんだよ!!」
ジローを剥してから宍戸が真っ赤になって言う。

「そんなもん、生まれた時からに決まってんだろ。」

「馬鹿か!!それじゃまるで俺達が生まれる前から付き合ってるみてぇじゃねぇか!!」

「それでいいじゃねえか。」

「よくない!!」

とギャーギャー不毛な争いを続ける夫婦を

「はよせんと、ジローが言ったとおり雨降るで。ジローの勘が、よぅ当たるん自分らかて知っとるやろ??」と間に忍足が入ってやめさせた。


「チッ…しょうがねぇ。おい!!お前ら!!練習は一旦中止だ!!急いで部室に入れ!!」
と跡部が練習していた部員達に呼び掛けた。

「はいっ!!」と潔い返事をすると、部員達はバタバタと部室に向かって走り出した。
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