reborn
□薔薇色の毎日 綱version
1ページ/6ページ
朝、ジリリリリという五月蠅い目覚時計の音が、俺の部屋で鳴り響いた。
眠いのに無理矢理起こされるというのは、何度体験しても慣れない。
そんな俺の意思とは裏腹に、いつまでも時計は鳴り続けた。
「なんだよー…。」
時計を手に取り俺は時間を見た。
「なんだ…まだ7時55分…………55分前ーー!?」時計を見るなり、俺はガバッと布団から起き上がった。
学校は8時から始まるのだ。
あと5分しかない。
そして時計を止めて、急いで慣れた手つきで制服を着た。