the prince of tennis

□手をつなごう
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11月。

木枯らしが吹き、冬の訪れを知らせる月。
日が落ちるのが早くなって、どこかセンチメンタルな気持ちにさせる。

そんな秋と冬の間。
俺は、テニス部のレギュラーメンバー全員と帰り道を歩いていた。

びゅうっ
「うぅ〜っ!!寒っ!!」
どこからか吹いてきた風が冷たくて、俺はマフラーに顎までいれて肩をすくめた。

「最近まじで寒くなってきたよな。風邪ひきそうだぜ!!なんなら俺が暖めてやろうか、宍戸??」
鞄をブンブン振り回しながら岳人が言った。

すると、すかさず忍足が
「岳人は大丈夫やろ。なんとかは風邪ひかへんって言うし。それから宍戸はもし暖めてほしいんやったら俺のとこきてな♪」と突っ込み&キモい発言をした。
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