愛犬万歳2

□AIKENBANZAI2
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――ゴチソウサマデス。では、他の主従にはないかもしれない、ルル君とご主人様の間だけの決まりごと、ありましたら聞かせてください。

ルル: ええっと…決まりごとというか習慣なんですけど、散歩に出たときに公園でアイス屋が出ていたら、アイスを買うことです。お互いのアイスを一口ずつあげて食べ比べしてみたり

――それは面白い!そういえば、良くお見かけしますね。うちにも取り入れてみようかな…

――ではドムスに関係してもう1つ。実はうち、中庭で、外からは見えないところに「ししおどし」があるんですけど

ルル: えぇ!? 獅子が踊るんですか??

――獅子が踊るのは「獅子舞」かと(笑) 風鈴みたいに音を聞いて涼むものですよ(なんか違う)
ルル君の住んでいるドムスに他のドムスにはないであろう珍しいものとか、特徴とかありますか?

ルル: 珍しい鉱物標本とか、他のドムスにはあまりないと思いますよ(あきらめのため息)あと、たまに主人が塩を皿に盛って屋敷に置いてます…何なんでしょうアレ?

――あ、「盛り塩」ですかね。流石です、それは珍しい!うちにも取り入れてみたいな…

では、ちょっと聞きづらいことですが、思い切ってお尋ねいたします。覚悟はよろしいですか?

ルル: ええ?はい(ドキマギ)

――「今の」ご主人様に限らなくて結構です。今までご主人様にされた「お仕置き」のうち、一番つらかったことって何ですか?

ルル: お仕置き…というか、きっちり叱られたことはあります…。その、真正面からこちらの目を見て、感情を込めずにとうとうと説教をされたことが

――うわあ、それはキツそうですね。
ちなみに、何をしたんですか、その時(お仕置きの原因を教えてください)

ルル: それは、カニス・フォルムで他の犬にからかわれてケンカになって…だって僕のご主人様のことを悪く言うから…だから僕だって我慢できなくてやり返して…そうしたら…ぐずっひっく…

――ああ、俺もありますよ、同じ理由で思わず相手を思いっきりぶっ飛ばしてやったこと(笑)…って、あわわ…ごめんね、ルル君、変なこと思い出させて
大丈夫、次は俺も一緒にやり返してあげるから(これは、余計な事じゃないハズ!)

では気を取り直して…ルル君のご主人様の秘密、ここでこっそり暴露してください!

ルル: ええ!? こんなところでですか?? だって紙面に載るって

――大丈夫ですって、俺、こう見えても口は固いんですよ。…あれ? 飲み物が足りませんか?? ささ、これを飲んでお口を滑らかに♪

ルル: ゴクゴク…ジュース美味しい。でも、いいのかな。内緒ですよ。うちのご主人様、少年愛の傾向もあるみたいなんです。この間、テレビで教会の少年合唱団の映像を見て、いいなぁ可愛いなぁってしきりに言うんです。僕は少年ではないのてちょっと心配です

――ありがとうございます。そのことは俺の胸に…って、これ記事になるんでしたね(笑)

ルル: あ! そうだった! わぁぁ、ご主人様すみません
…すみません。帰ったら、怒られるかな…

――でも、うちも含めて、どこのお家も飼われている犬と主人の好みって若干ズレているみたいですしそんなに気にしなくても…
では再度気を取り直しまして、最後にご主人様にメッセージをどうぞ。

ルル: ご主人様、大好きです。また美味しいプリンを作ってください。ご主人様も、ご主人様の作るご飯も大好きです。あ! 僕も和食教室に通い始めましたから、日本食を作れるように頑張ります。しっかり食べて栄養をとってくださいね

――…あ、いえ、気持ちがダダ漏れで、俺が照れそう(笑)
では、次にインタビューを受けてくれそうな方を紹介していただきないのですが、誰かいい人いませんか?

ルル: はい、次は元考古学者な彼をお勧めします。彼ならきっとうまくインタビューを受けれると思うんです

――それでは、次に行きたいと思います。!
本日はありがとうございました!



協力/のりたま
企画制作/海藍




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