愛犬万歳2

□AIKENBANZAI2
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えーっと、この住所は、愛犬万歳の名付け親であるあの方ですね。

なになに…「主人に使う玩具とか悪戯とか余計な事を焚きつけないこと」?

…俺と彼の関係を何だと思ってるんでしょうね…

〜ピンポーン〜


――こんにちは、海藍家のモンドです。
今日はよろしくお願いいたします。

ルル: は、はい!よろしくお願いします

――お名前はどうしましょう? 一応イニシャルとかでもOKですが…

ルル: ううーん、このインタビューを受けることはご主人様には知らせてあるので…ルルのまま、ということで

――了解です。では。早速始めましょうか…あ、その前にうちの主人からの指令で「I LOVE YOU」の和訳を聞かなきゃいけなかった! 日本語、平気でしたら「愛」や「恋」を使わずに、「I LOVE YOU」の和訳をお願い致します。あ、日本語が苦手でしたらスルーされて結構です。純粋な好奇心による質問なので♪

ルル: 日本語…はまだ苦手なんですよ。では少しだけ。『恋してます』あ、恋は駄目なんだ…えっと、じゃあ『ご主人様が一番』

――ありがとうございます。では、本題の質問を始めますね。

ルル: はい(ぺこり)

――まず、ルル君のご主人様ってどんな方ですか? 一言でも、長々とでも結構ですよ(笑)

ルル: 不思議な方ですね。アジア人のせいか、日本人のせいか、自分の考えをなかなか喋らない。話して欲しいとせっついて、ようやく話してもらってます

――あ、なるほど。では、ご主人様の「ここが素敵!」というところはどこでしょう?

ルル: ええっと、ぼくよりも早く起きて朝ごはんを作ってくれているところです。あとおやつにプリンも出してくれたり…僕って甘やかされてるなぁと時々感じます。あと僕の考えを否定しないというか…何を話しても「うんうん」って話を聞いてくれます

――それは、素敵ですね! …羨ましい…逆に「ここは直して」というところは?

ルル: 子供みたいに僕を扱うところ…よしよしって頭をなでてくれるのはいいんですが、僕、子供扱いされてるのかな? って時々思うんです

――俺好きですけどね、頭なでてもらうの…ただ確かに子供扱いは直してほしいかも…でも、スキなんですよね?

ルル: は、はい! 大好きです(真っ赤)
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