愛犬万歳2

□AIKENBANZAI2
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――ゴチソウサマデス。では、他の主従にはないかもしれない、トニー君とご主人様の間だけの決まりごと、ありましたら聞かせてください。ドムス内での決まりごととかでもOKです。

トニー: ご主人様がドムスにいる間は、基本的にご主人様が抱きかかえてくれたり、食事なんかの介護も全面的にしてくれる事、でしょうか。甘えられるので、僕は嬉しいのですが、他の方からみると、怖いかもしれませんね(笑)

――それは面白い! うちにも取り入れてみようかな…あ、俺の方が体格いいから無理か(笑)

ではドムスに関係してもう1つ。実はうち、中庭で、外からは見えないところに「ししおどし」があるんですけど

トニー: Sisiodosi? ……あ〜、和風の庭の装飾品ですか? そういえば、そちらも日本のパトリキの方がご主人でしたね

――トニー君の住んでいるドムスに他のドムスにはないであろう珍しいものとか、特徴とかありますか?

トニー: 全面バリアフリーは、珍しいんでしょうか。……後は、庭の半分くらいが野外風呂になってます

――それは珍しい! うちにも取り入れてみたいな…

では、ちょっと聞きづらいことですが、思い切ってお尋ねいたします。覚悟はよろしいですか?

トニー: はい、何でしょう?

――「今の」ご主人様に限らなくて結構です。今までご主人様にされた「お仕置き」のうち、一番つらかったことって何ですか?

トニー: 今まではともかくとして(笑顔でごまかす)今のご主人様には……とろろと納豆が……(思い出してカ゛タカ゛タ)

――うわあ、ネバネバ…それはキツそうですね。

ちなみに、何をしたんですか、その時(お仕置きの原因を教えてください)

トニー: ハスターティ兵に、ちょっと悪戯を(笑)

 お詫びに日本食を振るまうから皿をやれと言われて……。

 あんなものを食べるなんて信じられない……

――…あんまり突っ込むとヤブヘビになりそうなのでこの辺にします。

では気を取り直して…トニー君のご主人様の秘密、ここでこっそり暴露してください!

トニー: え? ……趣味の事は……もうばれてますし、他に何かあったかなあ……

――大丈夫ですって、俺、こう見えても口は固いんですよ。…あれ? 飲み物が足りませんか?? ささ、これを飲んでお口を滑らかに♪

トニー: 犬の前では、威厳にかかわるとかであまり食べないんですが、実は甘いものが好きみたいです。凄く嬉しそうに食べる(笑)

――ありがとうございます。そのことは俺の胸に…って、これ記事になるんでしたね(笑)

トニー: 本人はばれてないと思ってるみたいだし、いいんじゃないですか(笑)

――一応イニシャルOKだし…すみません。帰ったら、怒られるかも…

では再度気を取り直しまして、最後にご主人様にメッセージをどうぞ。

トニー: 僕が言うのもなんですが、そろそろ割合にまっとうな犬も飼ってみてはどうですか。

 僕の事は、そんなに気にしないで。僕たちは、あなたが思っているよりも強いんですよ

――…あ、いえ、気持ちがダダ漏れで、俺が照れそう(笑)

では、次にインタビューを受けてくれそうな方を紹介していただきないのですが、誰かいい人いませんか?

トニー: 僕はあまり外に出ないので、どうしようかな……そういえば、先日、夢に出てきた人? に指定された連絡先が……あ、ここ、実在するんですか。じゃ、そこで

――それでは、次に行きたいと思います。

本日はありがとうございました!



協力/ユアン
企画制作/海藍




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