愛犬万歳2
□AIKENBANZAI2
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――あはは、ゴチソウサマデス。では、他の主従にはないかもしれない、ドラさんとご主人様の間だけの決まりごと、ありましたら聞かせてください。
ドラ: ウチのおっさんの方が詳しいんじゃねーの? 俺他の家知らねぇ。あ、強いて言うなら時間の潰し方は覚えろって。別に趣味じゃなくていいんだとさ。いざとなったら一人で生きていければ。
――結構難しいですよね、それって。いや、うちの主人の相手も一人遊びができなきゃやってられないんですけど…
ではドムスに関係してもう1つ。実はうち、中庭で、外からは見えないところに「ししおどし」があるんですけど
ドラ: 何だそりゃ?(説明を聞く) ……まぁ、優雅なご趣味で
――…煩くて、壊したくなったこともあるんですが…あ、口が滑りました(笑)
ドラさんの住んでいるドムスに他のドムスにはないであろう珍しいものとか、特徴とかありますか?
ドラ: 室内で靴脱ぐことくらいか……あ、住宅地の庭が農園になってるのウチくらいじゃねーの?
あと同居のおっさん犬が包丁だの鎌だの鉈だの振り回してるの、ヴィラ的に有りかね? マスターがヴィラにいくら握らせてるんだか……俺はドムスでもこっそり酒が飲めることか……おっさんの監視下だから量の制限はあるけど。
――確かにここの農園は家庭菜園の域を超えて本格的ですよね、監視がなかったらどれだけ飲む気なんですか(笑)多分、最後のが一番珍しいと思います。
では、ちょっと聞きづらいことですが、思い切ってお尋ねいたします。覚悟はよろしいですか?
ドラ: 言える範囲なら言ってやる(酒で懐柔されている)
――「今の」ご主人様に限らなくて結構です。今までご主人様にされた「お仕置き」のうち、一番つらかったことって何ですか?
ドラ: 前のご主人様はいねぇ。一番キツかったのはミッレペダに拉致られたことかな。分かってたらあんなヤツ誘拐なんてしなかった……あれは「お仕置き」じゃねーか。あー、ネイルアートやられた時。あれはマジで辛かった。そう言えば去年の愛犬万歳でインタビューされたな。あんなモン喜んでしてる女の神経疑う。思い出すだけで指先がムズムズする!
――あはは。アマリリスさんはウットリしてらっしゃいましたけど。この記事呼んでいる方は知らない方もいらっしゃるでしょうからお聞きしますが、何をしたんですか、その時(お仕置きの原因を教えてください)
何にもしてねーよ……多分(ゴニョ)マスターの気まぐれだったんじゃね。
――いや、高いアレ壊してましたよね…あんまり突っ込むとヤブヘビになりそうなのでこの辺にします。
では気を取り直して…あなたのご主人様の秘密、ここでこっそり暴露してください!
ドラ: 見たまんま
――大丈夫ですって、俺、こう見えても口は固いんですよ。…あれ? 飲み物が足りませんか??ささ、これを飲んでお口を滑らかに♪
ドラ: ケチケチしねーで瓶ごとよこせって、あ? だから見たまんまのヘタレで悪趣味だって。
――…ドラさん手ごわい…いえいえ、ありがとうございます。そのことは俺の胸に…って、これ記事になるんでしたね(笑)
ドラ: あ……ここオフレコ。悪趣味に飼われるこっちはどーなるってんだな。
――だから、一応イニシャルOKなんですよ…帰ったら、怒られるかな…
では再度気を取り直しまして、最後にご主人様にメッセージをどうぞ。
ドラ: 忙しいか分からねぇけど、帰還オマチシテオリマス。アマリリスのおっさんが泣き出す前に顔出してくれ。あれマジ引く。土産で釣るの限界あると思う。俺? ありがたく頂きます。
――…あ、いえ、気持ちがダダ漏れで、俺が照れそう(笑)
では、次にインタビューを受けてくれそうな方を紹介していただきないのですが、誰かいい人いませんか?
ドラ: 次は奇跡の緑の指の持ち主に。
――それでは、次に行きたいと思います。
本日はありがとうございました!
協力/さい
企画制作/海藍
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