愛犬万歳2
□AIKENBANZAI2
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――では、犬と付き合う上で気をつけていることは? 遊びの相手とでも、運命の犬とでも、どちらでも結構ですが…
海藍: 遊びなら情を移しすぎないこと。特に飼う気がない相手には優しくはしても情は移しません。だって、その子の将来に責任は持てませんし、一時の泡沫の様な夢に入れ込みすぎるのは野暮でしょう? その夢に入れ込みすぎた結果が運命の犬だと思いますが、そうですね、彼相手なら恋はしないことかな…主従の関係は崩さないです
――ふむふむ、なるほど。勉強になります。
海藍: 我ながら結構冷たいですよね。でも、海藍の『恋』は自分も相手も壊すから、最初の段階で一線を超えないようにしっかり躾けます。
――やっぱり躾って大切ですよね。
海藍: 犬の評価は、そのまま主人に跳ね返ってきますからね。ヴィラのルールはもちろん、主人自身の中のタブーを早い段階で教えておくことって大事だと思いますよ。『これから』を共にしたいなら特に
――それでは、前の質問に関連してあなたのタブー(犬にされると許せないこと)、差し支えなければ教えていただけますか?
海藍: 基本的に犬に甘いですからね、あんまりないんですが…あえて考えるなら、心が主人から離れること、主人を信じきれなくなることは論外として…
無断で主人の隠した部分に触れること。身体的にも、精神的にもです。確かに着物、いつも脱げかけていますけど、隠すべきところは隠れてるでしょう(笑)…だから、フェラもキスもされるのはあんまり好きじゃないんですよね。…もちろん例外はいますが。
――なかなか厳しいですね。
海藍: 特にフェラはヴィラでは挨拶として認識している方もいらっしゃいますからね。なかなか理解してもらえません(苦笑)
――でも、わかる気がします。
海藍: ありがとう…って、これ自分で書いたテンプレートか(笑)
――これで、すべての質問は終了です。最後に何か言い残したことがあれば、ここで呟いてください…あ、叫んでもOKですが…
海藍: …モンド、君、いつまで固まってるの?
――ありがとうございました!