愛犬万歳2
□AIKENBANZAI2
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――こんにちは、海藍です。本日はよろしくお願いいたします。
海藍: うわあ、自分でテンプレートに応えるって、ウキウキする(笑)
モンド: 何言ってるんです、なかなか大変なんですよ、テンプレート相手
――お名前はどうしましょう?一応イニシャルとかでもOKですが…
海藍: 海藍、でいいですよ。あ、イニシャルの方が謎めいてていいかなあ…
モンド: 今更イニシャルにしたって意味ないでしょうに…
――了解しました。それではまず、口慣らしの質問から始めたいと思いますが、お覚悟はよろしいですか??
海藍: ふふん、いつでも さあ、どうぞ!(鉄壁の笑顔)
モンド: …これ、海藍様が考えた質問ですからね
――そんなに緊張しなくても、取って食ったりしませんよ(笑)
海藍: な、何で緊張していることがばれた!
モンド: …だから、自分で考えたものでしょうに
――では早速。英語も日本語も堪能なあなたにこんな質問を。「I LOVE YOU」って言葉がありますよね?今一番その言葉を伝えたい相手を思い浮かべてください。
海藍: …う〜ん、親?
モンド: 今ここで、そんなこと言いますか。いつも俺に『空気読め』って怒るくせに
――もしこの「I LOVE YOU」って言葉、「愛」とか「恋」「好き」という言葉を使わずに日本語にするなら、どんな訳をあてますか?
海藍: もちろん、『君が大切』とかは…
モンド: ダメですよ、出題者がそんなひねりのないこと言ったら
海藍: ん〜…
モンド: ご存じとは思いますが、まだ本題じゃないんですからね、この質問
海藍: どうしよう…
モンド: 何度の言う様ですが、ご自分が考えた質問でしょう?
海藍: 案外、難しいね…