愛犬万歳２
□ＡＩＫＥＮＢＡＮＺＡＩ２
45ﾍﾟｰｼﾞ/138ﾍﾟｰｼﾞ
――こんにちは、海藍です。本日はよろしくお願いいたします。
ＶＴ： こんにちは。相も変わらずお美しいですね。
――お世辞を言われてもなのも出せませんよ(笑)お名前はどうしましょう？一応イニシャルとかでもOKですが…
ＶＴ： では、折角ですからVTにでも致しましょうか。大丈夫ですか？ 他の方と被りませんか？
――大丈夫ですよ、了解しました。それではまず、口慣らしの質問から始めたいと思いますが、お覚悟はよろしいですか？？
ＶＴ： 何なりとどうぞ。美しい方に攻められるのも一興。
――そんなに驚かなくても、取って食ったりしませんよ(笑)
ＶＴ： いえ、むしろ是非とも取って食ってみて下さい。
――では早速。英語も日本語も堪能なＶＴ様にこんな質問を。「I LOVE YOU」って言葉がありますよね？今一番その言葉を伝えたい相手を思い浮かべてください。
ＶＴ： （やはり海藍様、このスルー加減が素敵ですね）はい、どうぞ。
――もしこの「I LOVE YOU」って言葉、「愛」とか「恋」「好き」という言葉を使わずに日本語にするなら、どんな訳をあてますか？
ＶＴ： 相手と状況と場面によりけりですねぇ。
――ああ、そんなに難しく考えないで…
ちなみに明治に生きたとある文豪は「（貴方と一緒に見ると）月が綺麗ですね」と、また他の文豪は「私死んでもいいわ」と訳したらしいですよ。さあ、気軽な気持ちでお教えくださいませ。
ＶＴ： 魂の一欠けらさえも最後の瞬間まで互いのものである、と言った所でしょうか。
――…は、失礼いたしました。あまりの素敵さに放心しておりました。
ぜひ、その言葉、今ＶＴ様の頭の中に思い浮かんでいる相手に言って差し上げて下さいね。
ＶＴ： ふふふ。是非とも海藍様とも同じ魂を共有してみたい所ですが。
――それでは、本題の質問に入りましょうか？
ＶＴ： あ、やっぱり華麗にスルーなんですね（苦笑）
――まず、あなたが「ああ、ヴィラに染まってるなあ」と思う瞬間ってどんな時ですか？？
ＶＴ： 友人に新しい犬を購入したと言われ、妻子ある身で自宅に買うなんて大丈夫かと、思わず返答してしまった瞬間でしょうか（苦笑）
――あはは。確かにそれは染まっていますね。イエイエ何にも問題はありませんよ。むしろ、海藍と一緒にもっと染まりません？（笑）
ＶＴ： 望む所です。