愛犬万歳2
□AIKENBANZAI2
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□トルソーと暮らす
ヴィラにおける最も厳しい罰則の一つを受けたり、主人の好みで手足を切り取られた犬たちもいます。
彼らが手足を失う事になった経緯はさまざまで、それをどう受け止めているのかも又、犬によって異なります。
彼らは主にその外見から、犬仲間からさえ恐れられる存在でもあります。
更に、彼らを買い取るには、バリアフリーのドムスの準備や、熟練スタッフの手配も必要です。
(写真3:日光浴をするトルソーを、遠巻きに犬たちが見ている)
しかし考え方を変えてみれば、彼らは、その肉体的・精神的に厳しい試練を受けてなお、生きのびている猛者たちでもあるのです。
孤独と逆境に耐え抜き、あなたの元までやってきたトルソーは、あなたが信頼に値する主人と分かるまで、容易なことでは心を開かないでしょう。
しかし、一度心を開けば、彼ら本来の抑圧されていた性質が一気に花開きます。
文字通り、すべてをあなたに預けてくれる犬との生活は、あなたの支配欲を十分に満たしてくれるでしょう。
トルソーとの付き合い方
もっとも注意するべきは床ずれ(褥瘡)です。
これは、長時間同じ姿勢をとりつづけることで血行が悪くなり、皮膚やその下の組織が壊死することで起こります。
1〜2時間に一度は姿勢を変えさせ、血行を良くし、清潔を保つなど、少しの配慮で予防することが大切です。
特にプレイ中と就寝時に気をつけましょう。
又、全身のマッサージや愛撫も、血行をよくし、早期の発見につながるのでお勧めです。
オイルやジェルを使えば、ロマンティックな気分も高まることでしょう。
企画制作/ユアン
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