愛犬万歳2

□AIKENBANZAI2
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【犬を買って旅に出よう企画 後朝話】
                        

「どうだ?気持ち良いか?」

リバにトライしたおサル卿は、ゆるく己の武器である棹をいやらしく動かしながら先ほどまでとは逆の立場で自分に身を預けているアクトーレスに問いかけた。

うっとりと目を閉じているアクトーレスはかすれた声で素直に

「ええ。とてもお上手です」

と気持ちよさそうに答える。

「フフフフフ。お前もすごく良かったけど、おサルのテクニックもなかなかだろう?」

「・・・本当に・・・素晴しい。天国にいるみたいだ」

アクトーレスは絶え入りそうな声で賞賛する。

おサル卿は優しく・・・しかし武器の先端のえらのように張り出した部分を器用に使って引っ掛けるように入り口だけを丁寧に堅い棹でゆるゆると引掻くように擦って愛撫する。

「おサル様、さっきからそこばっかり。もしかしておれを焦らしているんですか?・・・もっと奥までお願いしますよ。おれだってさっきおサル様の奥の奥まで突っ込んでイヤというほどかき回してあげたでしょう?」

「ふふふ。まさしく焦らしているんだよ。だって私だって もっとおまえに欲しがっておねだりして貰いたいからね。『もっと強く』とか『そこを擦って』とか『奥まで突いて』とか?ふふ、ああ、『壊れるほどして』もいいな♪」

「『奥まで突いて』とか『壊れるほど』・・なんて、そんなこと・・・。意地の悪い方だ」

拗ねたアクトーレスが身じろぎしておサル卿を振り払おうとする。

「ああ、動いてはいけないよ。私の武器で大事なおまえの体に怪我させたり傷つけたらいけないからね。」

おサル卿はすかさず大柄なアクトーレスを押さえつけると、更に奥へと己の固い棹で擦りあげながら そろそろと侵入させる。

「ああああ」

アクトーレスが待ちかねた奥のウズウズしている部分への愛撫に嬌声を上げる。

「ふうむ。ここがお前のいいところか?」とおサル卿はそこをグリグリする。

「あ・・・そこ。・・・そこ、んんんん。 ンあ!!おサル様、酷くしないで下さい! ・・・優しくお願いしますよ。なんと言ったって俺、こんなこと初めてで、・・・怖がらせないで下さい。俺はそこ、弱いんです。」

「すまんすまん。お前があんまりかわいいもんだからつい・・・・・そら、たっぷりと可愛がってやる。いい声で啼け!」

本気を出したおサル卿に、アクトーレスはただ快感にその身を晒し悶えるしかなかった。



いちゃつくアクトーレスとパトリキの二人だけの甘い世界。
この甘いシチュエーションに至る数週間前のこと☆

ヴィラから届いた大量のカタログとパンフレットの山を突き崩し次々とdog's-earチェックを入れまくりながら午後のお茶を楽しんでいたおサル卿は、ふと手元からひらりと舞い落ちた一枚の紙に注意を向けた。

<犬を買って旅に出よう!>

そこには魅力的な言葉が綺麗な字で手書きされていた。

「なになに?新しい犬を買って、その犬を連れて旅に出てみませんか?

今ならわんこを買えば、4周年記念としてもれなく高枝切り鋏が付いてまいります。

しかも2頭まとめて買ったあなた様には、4周年記念特別大サービスで桐箪笥をおつけいたします!

なお、こちらの4周年記念特別企画は時間限定でお申し込みを受け付けますが受付数に限りがございますので、お申し込みはお早めに☆

ただいま ご用意しました4周年記念残り犬数わずかでございます。

しかも、特別企画としてこのイベントにご参加して簡単な旅行レポートを出して下さったお客様の中から一名様に、抽選でお気に入りのアクトーレスと☆

お申し込み電話番号  ヴィラは良いとこわんわんわんのわんわんわんでお馴染み 41109−111−111」

『んぎゃあーーーーーっ!?
アクトーレスとなんだっ?
チョメチョメさせてくれるのか?
それともガッツリとアレさせてくれるのか?』
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