銀魂BL小説
□神銀
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…今日…パチンコという誘惑に負けた俺は…賭けにも負けちまった…最悪だ…
「…クソォ…あそこで引っ掛かってりゃあ今頃…」
「お侍さん!何をそんなに悔しがってるの?」
「それがなァパチンコという名の詐欺に負けちま……って…テメェ確か…吉原で会った…」
「神威だよ♪」
「何でこんなとこにテメェがいるんだ!?」
俺は間合いを取ってそう言った筈だった
「何で?…う〜ん何でだろ?きっとアレだよ!」
…その瞬間…コイツは俺の視界から消えた
「お侍さんに会いに来たの♪」
「…ッ!?」
後ろにいるし…駄目だコイツには勝てねェ…ほんと負ける日だな今日は…
「ねェ?パチンコって何?お侍さんに勝つくらいだもん!凄い強いんでしょ?」
「パチンコ?駄目だ駄目だ…お前も負けちまうぞ…」
――数時間後―――
「…なんでだ…なんで…そんなに強ェんだよォ!」
「あの機械…すごく弱かったよ?…お侍さん本気出したの?」
「俺はいつでもマジだっつーの!…あ〜はいはい…大富豪様はそれで何を買うのかなァ…」
「どんなものでも買えるの?」
「大体のものはな…」
「じゃあ…お侍さんの時間を買おうかな♪」
…は?何言ってんのコイツ?
「あのなァ…いくら俺でも……」
「これ全部あげるから…ね?…いいでしょ?」
「はい!!何でも言って下さいませご主人様…!」
「じゃあまずは…俺と決闘しようか?」
「…いやいやいや!まずはって何それ…!?」
「冗談冗談…それは最後にとっとくよ♪」
俺の人生…終わったな……新八…神楽…定春…さようなら…
「……ハァ…」
「…俺についてきてよ!…いいとこ連れてってあげるから!」
「いいとこ…?」
俺は言われるがまま…コイツについて行った
「オイオイ…どこ連れてく気だ?」
そんで…コイツが足を止めた場所がここ…人気のない路地裏…
「…お侍さん?今何考えてる?」
「…ここで俺は死ぬのかァ…って考えてる…」
「ハハッ…面白いこと言うねェ…安心して…まだ殺さないから…」
「あっそ…じゃあこんなとこで何を……ッ…」
その瞬間…俺は押し倒されていた
「…いてっ……何すん……んんっ…」
抵抗する間もなく…コイツの…神威の柔らかい唇が重なった
「…んんっ……プハッ…何…すんだよ…」
そんな俺の言葉を無視して…また唇が重なり合う
「…んんっ…!」
そして…とうとう神威の舌が俺の口内を犯し始めた…
「…ふぁ…あ…」
抵抗するが力がはいらない…力じゃ…勝てない…
「…はぁっ…ん………やめッ………いッ!」
鋭い痛みが走る…どうやら唇が切れたみたいだ
「うん!お侍さんの血は美味いね♪」
「いきなり…なに…すんだよ…」
「う〜ん…あんまりにもお侍さんが可愛かったから…つい血が欲しくなちゃって…」
意味分かんねェ…吸血鬼かコイツ…
「ねェ…俺の気持ち気付いてる?…俺…お侍さんのこと好きなんだけど…」
…好き?…男のコイツが…男の俺をか?
「…女にしろよ…お前ならそこそこモテるだろ…」
「女になんか興味ないよ…今は…お侍さんにしか興味がないんだ…」
「…大体…俺は男だぞ…男に惚れたって…」
「関係ないよ…俺は男のお侍さんを好きになったんだから…」
…どうせ逃げらんないだろうしな…さて…どうしたものか…
「…俺は…お前が嫌いだ…諦めろ…」
「…じゃあ…何でさっきのキス…受け入れたの…?」
「受け入れた覚えはねェ…お前が強引にしてきたんだろうが…」
「…嘘つき…自分から舌絡めたくせに…」
「…あれは…その…気分だ…!」
「可愛い…大好きだよ…銀時…」
いきなり名前かよ…つーかお前のが1000倍可愛いから…
「…俺で…本当にいいのか…?」
「うん♪」
「だがな…さっきも言ったように…俺はお前のこと…なんとも思ってない...」
ギュッ
「大丈夫…これから俺を好きになるから…」
「…絶対ェ…好きになんか…ならねェ…」
やべ…今キュンキュンきてるよ…俺の心臓!!
ペロッ
「…愛してるよ…銀時…」
「なら…血とか舐めるのやめてくんない?」
「これは夜兎の本能♪」
「…あっそ…」
あ〜あ…その笑顔に惚れちまったよ…ほんと…負ける日だな…今日は...
ーーーー完ーーーー
う〜ん…なんかすごく作りたかったんです…すいませんでしたw