青々と世界は茂り。
□真っ白な少女
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ようやく中腹辺りまで来て、蓮はぽっかりと開いた洞窟を見つけた。
今は普通に入れるが、実はここからも溶岩が流れたのだ。
疲れてきた腕をふるってその洞窟に転がり込む。
日差しの届かない中は思いのほか涼しく、蓮は息を整え終えてもしばらくその場に座っていた。
熱い岩に触れていた手が赤くなってしまっている。
ふー、ふー、と息を吹きかけてみたが赤みは消えない。
けど少しは痛くなくなってきたので立ち上がった。そのまま奥へ。
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