-短編-
□遊び
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つまらない つまらない……
「つまらないつまらないつまらないつまらないーーーーーー!!」
それでも彼は夢の中。
現在彼は、仕事を終えて眠っている。
「……髪サラサラ……」
彼の髪に触れる。
するとある感情が芽生えた。
……彼の髪で遊んでやろうでは無いか!
まずは、どうしてやろうか……
髪を一束にまとめ、上に上げてみる。
その後、おさげにしたり
みつあみにしたり
色々楽しんだ。
「なまえ……」
「はい?」
「私が寝ている間に何かしましたか?」
「いぇ、何も」
「……ならば良いです」
(貴方の髪で遊んでいました!)
「……本当に何もしてませんか?」
「なっなんですか!
何もしてませんったら!!」
(何故分かった!?読心術ですか?!)
「貴方の考える事は、
何でも分かるんですよ……」
そう言って笑いながら彼は部屋を出た。