−I and you and previous existence−

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「はぁ……」


 私 みょうじ なまえには、
 誰にも言えない悩みがあります。

 『前世の記憶』と言うやつです。

 こんな事信じる人はいない、分かってるんです。

 最初は気にしませんでした。

 だけど、どうも今までのように
 気にしない分けには行かないんです。


 私の前世は、毛利元就の正室で
 顔も性格も私だけに見せる表情も……
 全て覚えています。


 そして、高校生になった今問題が……

 因みに今、新入生代表の
 『毛利元就さん』
 が私達の前で挨拶を……

 顔も声も名前も同じ。


 さらにさらに、クラスまで同じなんです。

 神様私は何か過ちを侵しましたか?

 こんなのあんまりです。

 小学生の頃もそう!

 社会見学で、吉田郡山城に行った時。
 唖然としました……

 目の前には、毛利元就の墓石。


 「はぁ……」本日二度目の溜息を着いた。

 あぁ……家に引きこもってやろうか……?



_____


 何と言う事だろうか。
 神様いい加減にして。

 私の隣の席には毛利さん

 どういう罰ゲーム?




(まだ、貴方が好きな気持ちがある)
(今はもうただのクラスメイトなのに)

 

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