嘘と真実
□嘘と真実 〜 彼女の怒り 〜
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そんなことを知ってか知らずか
蒼月はため息を一つ
こう言った
「俺は見捨てたりしね〜よ」
「「「「・・・」」」」
誰も何も言わない
言えない
仲間を大事にしない奴は屑だと誰もが知っている
団体で任務を遂行するとき忍はチームワークが大事だ
仲間がどんな作戦を練っているのか
仲間の気持ちを少しでも汲み取らなければならない場面は数多くある
彼女が怒るのも当たり前
上忍2人は当然の怒りだと気を沈める
あの子の仲間が味方にならないのならせめてあの子が好きな自分たち2人でキツク言っておくのだったと
だがその子の担当上忍はなんとも思ってはいなかった
「ですよね〜」
「・・・・」
総隊長の言葉に続きカカシは肯定した
それを表情が読み取れない顔でカカシを見やる
これ以上何も言うな
お前が言うとややこしくなるそう同僚を止めようとしてもカカシは自分たちを見ようとはしなかった
「仮にも総副隊長なのに任務を放り投げるなんて無責任すぎるよね〜
普通ならさ?蒼月みたいにきちんと真っ当するのが筋ってもんでショ?」
ね?
と