嘘と真実

□嘘と真実 〜 彼女の怒り 〜 
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(おいおい キレるなよ)

ナルトは表では平常心を保っているが内心複雑だった
他はわからないだろうがナルトの目には段々と不機嫌になっていく相棒が目に映る


そんな蒼月の気持ちに気づくはずもなくカカシは表のナルトを罵倒し続けた
そしてそれに便乗し、


「そうそう ナルトなんていても邪魔なだけだもの」


陽月が見るサクラはそう言う
そして限界だった


「や〜めた」

(・・・はぁ)


恐れていたことが起きた
俺がどんな常態かを言っておくんだったと思っても後の祭り
今更ながら後悔


「え?」
「陽月様? 今なんと・・・」
「だから私やめるわ この任務」
「な! なんでですか?!」


教えてもらえると喜んでいたサクラ
ほんの数分前の話が覆ってしまい慌てだす
こんなチャンス二度とあるかないかの出来事だから


「なんでって・・私仲間を大事にしない奴等大っ嫌いなのよね」
「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」」


心変わりが自分たちの失言だと聞いて悔やむ
そして


「蒼月 私先帰ってる」
「・・・・ああ」
「そんな!」


唯一止めてくれると思った人も止めてはくれなかった事に驚く
そして彼もまた・・・そう頭を過ぎる
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