嘘と真実

□嘘と真実 〜 彼女の怒り 〜 
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「暗部総副隊長?!」

皆が驚き、口をあける

「お おっかしいな〜; 総副隊長は長期任務だって・・」

一番暗部に近いカカシが汗水流しながら確かな情報を言う
長期任務だと言ってくれと願いながら

「今日戻ってきたの」

悉く打ち砕かれた


「あああ! あの!」

緊張しているのか興奮してるのかサクラが震えた声で陽月へ声をかけた


「ん? 何サクラちゃん?」

「!」

名前を呼ばれたことに感動しているのだろう若干手が震えている
なぜサクラは蒼月と出会ったことより興奮しているのかそれは

「あの! 医療部隊の長でもあるんですよね?!」

こういうことだ
医療忍者を目指しているサクラ目標は目の前にいる陽月だった
まさに憧れの人が目の前にいるのだ上がらない訳はなかった


「へ〜 よく知ってるのね」

「はあ! あ!あの私の修行見てもらえませんか?!」

誰もが蒼月に修行を見てもらいたいはずなのにサクラは陽月を選んだ
すると

「クッ」

笑い声が聞こえその方に顔を向けると
片手を腹に、そしてもう片手で口を覆い隠して笑いを堪えている蒼月だった

「ハハ 心配するな。
サクラは陽月に見てもらうつもりだ」

「!! 本当ですか?!」

「ああ」

ヨッシャァァァと内心ガッツポーズのサクラ
そこに「よろしくね」と陽月は言った
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