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□アレルギー
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子猫を拾った
段ボールに入ったたぶん生まれて数か月の本当に小さな子猫
可哀相だなんていう哀れみからきた感情で
今更返す事も出来ない
でも、返したら返したで後悔すると思う
健「おいで」
手招きすると小さいながらもトコトコと歩いてくる
そのまま俺の手に擦り寄る
コイツ…捨てられてたくせに人間が怖くないのか?
それとも、もう捨てられない為に一生懸命好かれようとしているのか?
なんだか少し可愛く見えてきた
健「よし、お前は今日からチビ介だ」
抱っこしてあげるとニャァとまるで返事をしたかのように鳴いた
そうして、チビ介との生活が始まった
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