BOOK1

□イタリア
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青い空と白い雲。
それこそイタリアと変わらないが、やはり空気が違う。
見馴れない景色に胸を踊らせた。
「さて!」
重い荷物を持って歩き出す。
今日は、一人で日本に旅行に来た。
特に理由はないが、せっかくの夏休みだ。
少し位休んだって罰はあたらないだろう。
日本に来る為に沢山日本語の練習もして、文化も勉強した。
そして待ちに待った日本への旅行日。
無事に日本に着いたのはよかった。
がしかし、日本に来たはいいが今晩泊まる家がない。
「どうするかな。」

まぁ、その辺歩いてればどうにかなるかな。
しばらく歩いていると、元気な男の子の声が向かい側の川の方から聞こえた。
気になって橋の上から川を覗いてみると…。

「おっ!!!」
それは自分と同い年位のサッカーをしている少年達だった。
自分もサッカーは大好きだ。
体がしたい!したい!と訴えてくる。
結局どこにいても、サッカーはしたいんだな。

「………」
さぁ、俺のゴールを決めてやるかな!!!!
にやっと笑って少年達がいる川の方に走って行った。
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